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スマイル書房

『さあ、地獄へ堕ちよう』 (角川文庫)
買い取ってやる度
★☆☆☆☆

ある意味、青春のバカヤロー!

4時間にも及ぶ列車の旅。
車中で読もうと思っていた本を家に忘れた。
発車時刻まで残り5分。行動はひとつ。
私は叫ぶ(心の中で)。
「必殺平積中適当一冊選抜!」。

無事に乗車して裏表紙のあらすじに目を通す。
ふむふむ、主人公はSM嬢?
なになに、身体改造をすすめてくる同僚!?
なんとなんと、凄惨な姿の死体写真が
アップされるサイト!?!?

...ちょっとカゲキすぎやしませんかね。

物語は主人公の友人が殺され、
殺人請け負いサイトの「ようなもの」に
写真がアップされるところから急展開。
このサイトの事件に関しては
どういうワケか警察はダンマリだから、
自分で運営者を見つけてやる!
という感じだったと思う。

「思う」というのには理由がある。

身体改造やらSMやら殺人やら自殺やら、
「痛み」や「死」といった重たい内容が
物語の一つのテーマだ(と思う)。

反して主人公のノリが青春なのだ。
冒頭は無気力な性格だったが、
友情とか、正義とかに目覚めて、
後半に進むにつれどんどん青春していく。

主人公が人を殺めても、
「そんなの若さゆえのア・ヤ・マ・チ」
みたいな軽い扱い。
夕陽に向かって「バカヤロー!」すれば、
何をしても帳消しになりそうなくらい
もう、清々しいほどに青春するのだ。

さらに地の文と台詞回しもイマドキ言葉だから、
いっそうライトに感じる。

そのテーマの重さと青春と軽いタッチの
チグハグが気になって、気になって、
内容があまり頭に入ってこなかった。

気になるならもう一度読み直せばいいって?
スミマセン、某古書店に売っちゃいました。

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