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スマイル書房

『コの字酒場はワンダーランド』 (六耀社)
買い取ってやる度
★★★★☆

コの世界。コの宇宙。

コの字カウンターを意識するようになったのはいつからだろう。

古酒場、末枯れ系の居酒屋、角打ち酒場、
立ち飲み屋、場末の食堂...。
チェーン店には醸し出せない
風情や佇まいを巡り訪ねるうちに
いつの間にやらあの様々な必然性が導いた
「コ」の字の小宇宙に
魅了されていったのだろうなぁ。

とはいっても。

実は札幌にはコの字カウンター酒場はそう多くない。
ワタクシの大脳皮質の奥の酒場索引を捲っても
両手で足りるほど。...チェッ!


そんな妙なバイアスのかかったローカル飲兵衛の
欲求不満を解消してくれるのがこの本。
花の東京周辺の、
愛すべきコの字カウンター酒場の綴りだ。

もちろん、野暮な酒場のガイドブックの類ではない。

品書きに宿る気格、「コ」の微妙な形態、カウンターの材質、
馴染客らの趣き、焼鳥や煮込みの味わい、
さらにコの字の内側の店主や
女将の気風や振る舞いまで、
古酒場に対する畏怖と敬愛を礎に、
その情景を行間に映しだすかのごとく、
丁寧に、実に丁寧に記している。

だから、行きたくなる。
その風情に情緒にモーレツに浸りたくなる。
燗酒の香の漂うアルコール銀河に
ふわふわふらふらと漂いたいとリアルに切望してしまう。


なので。
つまり。
要するに...

 


札幌ローカル飲兵衛の欲求不満は
いつまでも解消されないとゆーことのだ。

...チェッ!

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