スマイル書房

『文字の霊力(杉浦康平 デザインの言葉)』 (工作舎)
買い取ってやる度
★★★★★

『EXILE』位の文字数であれば良いんですけどね...。

文章中に、英語が混在することが珍しくない昨今。
皆さん、英語の扱いどうしていますか。

『SNS』、『Facebook』、『Twitter』、『Instagram』『GREE』............

そして、最大の難所ともいえるのが、
そうですね、『三代目 J Soul Brothers』です。

これ、ちょっと厄介な文言です。

(日本人は、書くのは"ヨコ"・読むのは"タテ"なので、原稿を流したときに初めて気付くことが多いですよね)

2_jsb.png

文字数も食うしで、非常に難儀。
"三代目"も含めた名称なので、英字を途中で90度横転にすると、すごく読みづらい。


文言を繰り返せば、その分 文字数減っちゃうので、
"(以下、三代目JSB)で対処"が、ベターかと思いますが、

文章をちゃんと読めば「JSB」の意味わかるんですけど、
途中からの拾い読みだと「なんの略じゃ??」となってしまう。

例えば、

弊社が、いつも大変お世話になっている「道総研」さん。正式名称は、こちらです。

dosoken_rogo_l.png


略すと dosoken_rogo_s.png ですが、

漢字だと、なんとなーくでも意味が掴めますよね。
「北海道のなんか研究する機関かな...?」みたいな。

でもこれ、英語で略したとたん、

2_hro.png

("H"okkaido "R"esearch "O"rganization)

ぬぬ?なんだろう??って、なりませんか。↑↑↑


お寿司屋さんで、
湯のみに読めない漢字がいっぱい書いてたりしますが、

2_sakana.png

魚偏のおかげで、魚だっていうのはわかる。
ひとめで「魚」として、グループ化できちゃうわけです。

漢字すげー。
漢字って、なんて合理的なんだ。

、、、的な、漢字の面白さ・奥深さ、
そしてアジア文化に至るまで、
杉浦グラフィズムも垣間見ることができる、本書。

これ読むと、文字を扱う楽しさが格段にあがりますよ!

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