ちょこちょこ増える本の、整理術を発見いたしました!
お疲れさまです、佐藤です。
店番・佐藤の偏った書評ばっか続いてもなあ、という訳で、店長・上坂に貸し出し中の、コレとコレ。
ドストエフスキー先生あるあるで、共に盛り上がろうと思っておりましたが、
ふと、上坂の机上に目をやりますと、
一生読まなさそうな様相を呈している。
上坂よ、
この後も、残る先生の四大長編と、江川卓『謎とき』シリーズも控えているので、そこんとこ夜露死苦!
(うそだよ。返却いつでもいいからね。上坂、多忙につき瀕死寸前だもんね。)
ということで、最近読んだ本を一気に。
また偏りがちで、すみません。
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①『火を熾す』ジャック・ロンドン
じわじわと迫る死の恐怖に、身も凍るような本作ですが、なんとこれを書いたのが、ワイハ(ハワイ)という驚き。
そして、ロンドンの自己ノルマが一日1,000語(日本語にすると約2,500字)だったとか。
(『MONKEY vol.4』より)
この原稿量を、午前中で、毎日書く("Type"じゃない、"Write"ですよ)って、めちゃめちゃだな.........。
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②『老人と海』ヘミングウェイ
うーん、微妙。
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③『変身』フランツ・カフカ
河合隼雄先生 曰く、
ドッペルゲンガーがうまく書けてるそうで。
そして、引きこもる人の心情は、
非常にザムザ的なんだと。
ちなみに、
仮面ライダーのセリフでおなじみ「変〜身!」は、
これからきてるんですって。
虫になる話だから。
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④『静かな大地』池澤夏樹
闇の歴史が身につまされる、
「北海道命名150年」節目の年に、道民必読の作品。
ちょっとだけ武ちゃん出てくるヨ!
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⑤『松浦武四郎 北の大地に立つ』合田一道
武ちゃんの偉業が気になる方は、
当社"武四郎マスター"である、
横田さんに聞いてください。
本文・柱・見出し・CAPも、ぜんぶ「筑紫」書体。
であれば、表紙まで徹底させてほしかったな。
まぁしょうがないよね。いろいろあるもんね。
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⑥『文字の霊力』杉浦康平
ここでは、書ききれないー。
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⑦『陰影論』戸田ツトム
こちらはオール「筑紫明朝」。ウェイトも同じなのかな。こんな思い切ったことできない......。
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⑧『ブックデザイナー鈴木一誌の生活と意見』
鈴木一誌
帯に引用の文章が、チクリと心に刺さります。
「カラーのプレゼンをチョイスするだけの編集者は、編集者ではなく消費者なのだと思う。......」
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⑨『ページと力』鈴木一誌
「デザインは編集なのである。」
この本のすべてが集約されていると思える、
最後の一文。
こういう方々の延長線上に自分がいるのだ......と、考えるとき、今まで作ったもの、片っ端からやり直したい気持ちになります。
わ〜ん!!
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ちょこちょこ増える本、
どう整理していこう......と思っておりましたが、
上坂に押し付ければいいのか。
上坂、よろしくねー。ういーす。