ブローグ横丁

2015年4月28日 4年たって思うこと。

おつかれさまです、佐藤です。
東北復興応援「ことづてプロジェクト」が運営するイベント、
『震災語り部の会 vol.2』に行ってきました。

女川町で『小さな復興プロジェクト』を立ち上げ活動する、湯浅輝樹さん、
石巻市「高砂長寿味噌本舗」の高砂和典さん、
ご自身が東北出身であるMCタックハーシーさんたちの
トークセッションの中で、印象的に繰り返されていたのが
「忘れないでほしい」でした。

talksession.jpg
左からタックハーシーさん、湯浅さん、高砂さん

被災していない自分が、
一日のうちに、いや、一週間のうちに、
あの大震災について考える瞬間が、何度あるだろうか。

4年過ぎ去ってしまった今、
正直、一週間に1度だってないかもしれない。

報道を見るにつけ、
あんなに心が苦しくなって、
あんなに衝撃を受けた出来事なはずなのに。

本当に恥ずかしいことだけれど、
今は気持ちが薄れていっているのを感じてしまう。

「忘れない」って頭では思っていても、
自分の経験として震災が刻まれていないから、
どうしても忘れていってしまう。

「まだ見つからない友人もいて、親戚の多くも東北に住んでいて。
なのに北海道に住んでいると、忘れてしまう瞬間がある。僕でも。」と、
MCのタックさん。

だから、一日に一度必ず思い出す時間を作るため、
毎朝、胸に「HOPE SAVE JAPAN(希望は日本を救う)」の
バッチを付けているそう。

「支援」というと、
何かすごいことをしなければと思ってしまうけれど、
本当は、こういうことからで良いのかもしれないなー。

例えば、湯浅さんの『onagawafish』キーホルダーがついた鍵で、
家のドアを開けるときに、ふと思い出してみる。
高砂さんの味噌でお味噌汁を作るときに、ふと考えてみる。とか。

みんなが少しでも思い出す時間を増やすことが、
本当に大切なんだと思います。
少しでも考えていないと、
どうしても無関心になっていくと思うから。

メディアが被災地のニュースを流さなくなっている今、
改めて震災について考えることができる、
貴重な場だと感じました。

nakatasanlive.jpg
中田雅史さんのライブ。
佐藤はこの時、すでにビールを2缶ほど飲んで上機嫌。
(飲むつもりは全くなかったのですが、
これも支援だと考えればいかんともしがたくゴニョゴニョゴニョ.........)

buppan.jpg
味噌、『onagawafish』キーホルダー等の物販。
佐藤も定期的に高砂さんのお味噌を購入していますが、
まじで本当においしいんです!

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