お疲れさまです、佐藤です。
みなさん、お仕事しててよろこびを感じるときって、
どんなときですか。
お客さんがよろこんでくれたとき??
制作物が納品され、手にとったとき??
モチのロンで、そんなときは問答無用にうれしいですよね。
自分の作ったものが形となったとき、
そして、お客さんの反応を感じたときも、本当にうれしい。
しかし佐藤には、自分だけの仕事のよろこびもあるのです。
それは「誌面上ですべての要素がハマった瞬間」に
ほかなりません。
然るべきレイアウトで、然るべきコピーがおさまり、
然るべき写真を選んで、然るべき書体を使う。
そして、すべてがハマったときに
自分の内で沸き起こる、静かな興奮。
この感覚は、何にも代え難いです。
これは、唯一 制作陣だけに許された、
よろこびであり、楽しみなのであります。
◇ ◇ ◇
制作過程上、末端に近い「制作」というのは、
どうしたって、作業日程のしわが寄りやすい。
企画して→取材して→撮影して→イラスト描いて→その間に原稿おこして、
で 間にもいろんなものが挟まりだしたりして。
そして、最後に私たちの手元に届く。
それに付け加えて、
常に乗り換えを強いられ続ける部門なわけで。
版下からMacへ。Macに変わったと思ったら、OSの転換、
インターネットの普及でHTML/CSSも勉強せにゃならなくなり、
動的なサイトを作るためにFlashも勉強(今使わないもんなぁ......)、
仕事の内容が変わりInDesignも覚えて。
でも容赦なくソフトは、バージョンアップし続ける、、、、
使うハード・ソフトが目紛しく変化していく中、
振り落とされないように、勉強し続ける日々。
なんだよー。
生まれ直さないと、ぜんぜん時間足りないじゃんかー。
とか、Adobeに申し立てたくなるときもありますが。
でも、それでもやっぱり制作がやめられないのは、
「ハマる瞬間が楽しいから」なんですよね。
これはもう、他の職種の方に説明しようがない。
"すべてのものが手元にある"私たちだけの特権なのです。
(どうだ。羨ましいだろう。)
「き、きまったぜ......」と一人でうっとり。
でも、翌日版下開いてみて「まだ甘いな。ぐぬぬ」とか思い直してみたり。
で、佐藤は持ち前の妄想力で「未来の仕事」への準備に勝手に勤しみ、
その時に使う書体を選んだりして、日々憂さを晴らしてます。
クセがある書体の方が、ファーストインパクトがでかいので
「おっ!」とは感じやすいんですけど、
当たりが強い書体ほど、使い所&バランスが難しい...。
でも、よい感じの書体がリリースされると、
やっぱりワクワクしちゃうんですよねー。
◇ ◇ ◇
藤田氏、先日テレビ出てました。
生活してても、
テレビのテロップで、はたまたコンビニのポスターで、
藤田氏書体、なまら見ますものね。
そんな自分も、見出し、本文、キャプションに至るまで、
ぜーんぶ藤田氏だらけ、というのも珍しくありません。
すっかり"藤田中毒"になってて、
何かかしらクセがないと、物足りなくなってきている......。
やばい、やばい。
そろそろ「游ゴ/明」あたりで気持ちを落ち着けないと。
(鳥海修氏も出てましたよね)
◇ ◇ ◇
以前読んだ本の中で、
仲畑貴志氏が「デザイナーはアンカーだ」と言ってたのを思い出しました。
みんな(編集者/ライター/カメラ/イラストレーター......等々)が繋いだ襷を、
ゴールまで持っていくのがデザイナーなんだと。
アンカーコケれば、みなコケる。
恐ろしいこと言ってくれるなー...と思いつつ。
脚力(仕事の)強化のため、日々トレーニングに勤しみます。
会社のとなりのコンビニポスター。
筑紫ゴシック使ってますねー。
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