ブローグ横丁

2016年9月30日 最初で最後の写真

9月最終日。4月から始まった年度の半分が終わりました。
とと姉ちゃんも明日が最終回。

来週から平成28年度は、後半戦に突入します。

そんな今日、十年来通い続けている
会社近くの蕎麦屋が暖簾を下ろしました。

日替わり定食のコスパが高く、写真の内容で700円。
消費税が8%になる前は680円でした。

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10年通って、初めてこの店で料理の写真を撮りました。


メインディッシュ(写真では生姜焼き)を日替わりの品々から選べるようになっていて、鮭やサバ、ホッケ、サンマなど魚類も充実。
さらに野菜料理を中心とした日替わりの小鉢が数個付き、バランスの取れた構成になっています。

一人暮らしをしていた当時はこの店の日替わり定食のおかげで
栄養の偏りが防げていたといっても過言ではありません。

毎日のように通っていたので、女将さんをはじめ、
お店の方々も懇意にしてくれました。

おかずが一品増えている、なんて日常茶飯事。
お菓子や飲み物をもらったり、野菜をもらったり。

そういえば、680円の定食を食べてメロンを一玉もらったことがありました。
その時はさすがに、メロンのほうが高いんじゃないかと思いました。


こちらもお返しに、地方取材の際にはお土産を買って持参したり。
(まあ、もらう回数のほうが圧倒的に多いのですが...)

そんなやりとりも、おしまいです。


今まで当たり前にあったものが無くなる...というのは、なかなか切ないものですね。



10年続いたものが無くなるということは
今当たり前に感じているものが、10年後に残っているとは限らないということ。

不要なものが無くなる分には困りませんが、大切なものが無くなると困ります。

一方、今はまだ生まれていないものが10年後のスタンダードになっているかもしれません。例えば、スマホみたいに。


諸行無常の鐘の声です。


大したオチもありませんが、馴染みの店が閉店し、
少々おセンチになったヒロナカなのでした。

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ありがとう。盤渓そば。

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