スマイル書房

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スマイル書房: 2015年4月アーカイブ

『海の底』 (角川文庫)
買い取ってやる度
★☆☆☆☆

「大人向けライトノベル」
というジャンルがあるらしい。

そもそもライトノベル自体がよく分からないけれど、
イメージでは表紙に「萌え」的なイラストが描かれた
ちょっとアレな小説。

または、








のような狙いすぎの文字組みに、
脱力させられる本。

と、まあヘンケンに満ち満ちているが、
自分には縁がないジャンルだと思っていた。
が、ついに手に取らさったのだ(北海道弁)。

本書はのっけからすさまじいほどのSFっぷり。
横須賀港に巨大エビの大群が襲来するのだ。

  横
須 賀
に 巨 

エビ!

(奇抜文字組みエビバージョンに
チャレンジしてみたが...魚に見える...)

この巨大エビときたら陸に上がれるし、
拳銃の弾も通さないし、
しまいには人を喰らうしで暴れたい放題。

物語は自衛隊が出動するための「条件づくり」に
奔走する人々の話が一つの柱。
もう一つは
潜水艦に避難した海自隊員と小中高校生たちとの
思春期なやりとり。

いやはや後者の海自隊員と女子高校生の恋模様が
もう甘酸っぱくて甘酸っぱくて。
何度もえずいてしまいそうなところを、
グッとこらえてほのかなラブを飲み込んだ。
後日、胸焼けしたことは言うまでもない。

本書は表紙もいたってフツウだし、
裏表紙のあらすじを見ずに購入したので
あとがきを読むまで
「大人向けライトノベル」だとは知らなかった。

ファンタジー要素が強すぎて、
表現も子どもっぽいので、
何だかな〜と思いながらも読破したのだが...。

けれど、決して本書が悪いワケではない。
たぶん私がターゲットにそぐわない読者なのだ。

若者や活字に慣れていない人には、
きっとおもしろい作品として映るはず。

だけど、あえてこう言いたい。
「大人向け」ってなんなんだ、と。
「大人」の定義とはなんなのか、と。
そんなことを考えさせられた
(いや考えていないけれど)一冊。

『海賊とよばれた男(上)』 (講談社文庫)
買い取ってやる度
★☆☆☆☆

「"本屋大賞"受賞」で話題の書籍が文庫に。そんなポップの言葉に惑わされ、ひとまず上巻だけ購入してみました。

、、、しかし「本屋大賞」受賞の本なはずなのに、おもしろくない。どうして? おもしろく感じられないのは、佐藤サイドの問題なの??
(そもそも本屋大賞という賞が怪しいけれども......)

昨今よくある「感動を押し付ける系邦画」を見た後のような、なんとも言えないモヤモヤ感、とでも言いましょうか。
ていうか、作家が国岡鐵造(出光興産創業者がモデルのよう)に肩入れしすぎの文章で、気持ち悪さすら感じてしまう。

壮大な物語にあるはずの、ワクワク感がないし。文章力の稚拙さゆえ、なかなか読み進められず。

お風呂の中でも、トイレの中でも、布団の中でも、通勤中でも読んでるのに、まだまだ終わらない。

いつまでも読んでいるものだから、もう本も、しっわしわになってしまいました。

パトロン日田は、もしかしてゲイ?
まじでユキがかわいそう。
そんな感想だけが残る一冊でした。

下巻の内容はアマゾンで見ようっと。

smile_kaizoku.jpg

ぼっきぼきの、しっわしわ.........

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