スマイル書房

『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』 (新潮文庫)
買い取ってやる度
★★★★★

『アイラ シングル・モルト』それは、教祖様からのご託宣なのであるっ!

わたくし、酒が好きです。


酒の"場"が楽しい日があり(そこに集う人々と楽しい時間を共有したい、という気持ち。)、

酒の"場"の、雰囲気なり 佇まいなりを楽しみたい、という日もあるけれど、

基本的にわたくし、酒"そのもの"が大好きなんだ。

◆◆◆


一杯めの冷えたビールは 何ものにも代え難いし、
魚介類との取り合わせなら、
日本酒の右に出るものは無い。

いやいや。
白身魚にキリっとした白ワインだって
いいじゃないか。
レアに仕上げた赤身と合わせる、
ボルドーも捨てがたい......。

温暖な土地への旅では、焼酎と泡盛を、
絶対に・絶対に、外すことはできないし.........
(石垣島の泡盛は最高だった)。ぐぬぬぬ。


どの酒も それぞれに魅力があり、
どれも素敵なんだけれど、

その 酒のうまさに、裏打ちされた物語があれば、
尚のこと、味わい深くもなるというもの。

というわけで、
本書の出番と、相成るわけでございます。



◆◆◆

ウィスキー聖地『アイラ島』巡礼の旅にて、
村上氏が、"アイラ流"で 生牡蠣を楽しむ場面。

死ぬまでにやりたいことを、10個絞らねばならないのであれば、これは ランクイン確実っす。
じゅるるる.........。


「そこにシングル・モルトをかけて食べるとうまいんだ」とジムが教えてくれた。「それがこの島独特の食べ方なんだ。一回やると忘れられない」


 僕はそれを実行してみた。レストランで生牡蠣の皿といっしょにダブルのシングル・モルトを注文し、殻の中の牡蠣にとくとくと垂らし、そのまま口に運ぶ。うーん。いや、これがたまらなくうまい。牡蠣の潮くささと、アイラ・ウィスキーのあの個性的な、海霧のような煙っぽさが、口の中でとろりと和合するのだ。どちらが寄るでもなく、どちらが受けるでもなく、そう、まるで伝説のトリスタンとイゾルデのように。それから僕は、殻の中に残った汁とウィスキーの混じったものを、ぐいと飲む。それを儀式のように、六回繰り返す。至福である。


 人生とはかくも単純なことで、かくも美しく輝くものなのだ。


そして 2016年に、厚岸町にウィスキー醸造所ができ、「アイラ島に行かずして、夢叶うか?!」とか思っておりましたが、
(うまい酒は、旅をしない。)

そこは、小さい蒸留所。まったくもって入手できず。

どうしても飲みたい......と鬱々としていましたところ、その夢を(地元でではないですが)
叶えられた方がおられました。↓↓↓

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『和田由美の日々雑記』
「言ってみるもんだ!」

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亜璃西社さん 30周年、本当におめでとうございます!!
新刊、楽しみにしております。


「せ、せめてウィスキーだけでも、
ワシにお恵みくだせぇ...」と
アルコールの神に祈りを捧げておりましたところ、
天に願いが聞き届けられまして、

なんと、ある方から、
ご相伴の機会を賜ったのでありました......


akkeshi_whisky.png

『厚岸 NEW BORN FOUNDATIONS 2』


わたくしが頂いたのは「FOUNDATIONS 2」でしたが、
「FOUNDATIONS 1」は、ノンピートで優しい味わいだそう。がー、なまら気になるーー。


ママさんは「すっっごく飲みづらい」とおっしゃってましたが、いやはや これが、若さを感じさせながらも、ツンツンしすぎず、
微かに潮っぽさも感じられて。
うーん、なんとも美味いではないか!

来年の牡蠣祭りまでに入手し、地元の牡蠣と共に、
ぜひとも食してみたい、、、というのが
今の佐藤の夢です。

そして、ゆくゆくはアイラ島へ!......と、
酒飲みの夢は、膨らむばかりなのでありました。

bowmore1964.png

↑ ときどき行くバーにある1964年物のボウモア。
マスターが200万したっつってました。ぎゃふん!


ていうか、ナチュラルローソンで、
キルホーマンが売ってる衝撃......

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https://www.lawson.co.jp/lab/natural/art/1312811_5111.html
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去年の記事なのだが......。まだ購入できるのだろうか......。


現在のアイラ島にある醸造所は、
キルホーマン含め 計8箇所。
滞在日数がいくらあっても足りないぞ。

というか、肝臓もつかな。

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