ブローグ横丁

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ブローグ横丁: 2016年7月アーカイブ

お疲れさまです、佐藤です。

InDesign、目下勉強中のわたくし。
わからない鬱憤を晴らすため、記事に書きまくっていたら、
予想外に皆さまから反応がありまして、
それがヒントとなり(力技で)解決に至った、ということがありました。

それに味をしめた佐藤は、今回もInDesignの不明点をブログにアップ。
誰かおせーーてー。
、、、、と思っていた矢先、
一部、解決策を発見。

同志たちよ!
この感動をわかちあおうではないか!

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特集毎に、タイトルの書体が変更可能な、
「ランニングヘッド・柱」について。
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冊子の場合、
ページに「柱」を入れる必要が出てくると思うのですが、
これがうまくいかなかった。

空の「文字スタイル」を作って、

hashira1.jpg


↑このスタイルに対して「ランニングヘッド・柱」の設定をしているのですが、
タイトルに強制改行(shift+return)が入ると、
柱内に"変なスペースが入る問題"が勃発。

ちなみに、
returnのみだと2行目以降が表示されません。

hashira2.jpg

hashira3.jpg

搭載されてる機能使ってんのに、
バグってどーゆーこと(怒)


解決策(しかもスマートな)は発見しましたが、
これだと「段落スタイル」を作る必要があり、
特集毎に、タイトルのデザインを変えたいときダメじゃん!となり、
がっくり......。

小説とか、参考書とか、
フォーマットがすべて一緒の場合は「段落スタイル」でよいんですけど、

佐藤は、特集毎にタイトルの書体・デザインの変更が可能、
かつ、「ランニングヘッド」内にタイトルを反映させる方法

知りたいのだ!

「もう、セクションマーカーでいんじゃね?......」
「諦めたらそこで試合終了ですよ。......」
佐藤の中で、悪魔と天使(安西先生)が葛藤しているさなか、

偶然にこの記事を発見!

この方、事ある毎に佐藤をピンチから救ってくれるお人なのです。
まじで、鬼のように、心の底から、いつもお世話になってます!


hashira4.jpg
改行したい行に「分割禁止」をかける。


hashira5.jpg

改行してないのに、改行ささる!


hashira6.jpg

変なスペースが入ってない!やったー!


そうなると、"タイトル3行だったらどうするの問題"が発生しますが、
もう、果てしなさ過ぎて佐藤の手には負えず。
「テキストの回り込み」を駆使するしか思いつかないっす。
(スマートではないのだが......)


「テキスト変数」のオプションに、
『改行を削除』の項目を追加すべき!!!!

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〈原因不明〉
「ランニングヘッド・柱」に、
正規表現が使用不可問題。
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この問題も"かゆい所に手が届かない"がごとく、
なまらムズムズさせるバグですが、

「ランニングヘッド・柱」もしくは、
「セクションマーカー」に正規表現が効かない現象も、
絶賛勃発中です。

例えば「───タイトルなどが入る云々云々───」←こうしたいとき、ありますよね。
(───で、文言を挟む。もしくは文頭に入れる)

hashira7.jpg

まさにこれ。

いつもだと「─」の文言に対して、
"ヨコorタテを200%に引き延ばす"設定を正規表現でかける所ですが、
これが、なぜだかかからない。

hashira8.jpg

もういい加減にして......!


「合成フォント」で設定すればいけるのかと思い至るも、それもダメ。
(文字間あけたいので、「─」を連続で入れる力技も却下!)

これ、けっこう困ってる制作陣、多いと思うんだけどな......。
というか、この問題はすでにこの世のどこかで策が講じられていて、
佐藤が見つけられてないだけなのかな。
というか、バグのせいで疲労倍増だな。

あー、もう帰ってビールでも飲みたいや。

お疲れさまです、佐藤です。
みなさん、お仕事しててよろこびを感じるときって、
どんなときですか。

お客さんがよろこんでくれたとき??
制作物が納品され、手にとったとき??
モチのロンで、そんなときは問答無用にうれしいですよね。

自分の作ったものが形となったとき、
そして、お客さんの反応を感じたときも、本当にうれしい。
しかし佐藤には、自分だけの仕事のよろこびもあるのです。

それは「誌面上ですべての要素がハマった瞬間」に
ほかなりません。

然るべきレイアウトで、然るべきコピーがおさまり、
然るべき写真を選んで、然るべき書体を使う。

そして、すべてがハマったときに
自分の内で沸き起こる、静かな興奮。

この感覚は、何にも代え難いです。
これは、唯一 制作陣だけに許された、
よろこびであり、楽しみなのであります。



◇ ◇ ◇


制作過程上、末端に近い「制作」というのは、
どうしたって、作業日程のしわが寄りやすい。

企画して→取材して→撮影して→イラスト描いて→その間に原稿おこして、
で 間にもいろんなものが挟まりだしたりして。
そして、最後に私たちの手元に届く。

それに付け加えて、
常に乗り換えを強いられ続ける部門なわけで。

版下からMacへ。Macに変わったと思ったら、OSの転換、
インターネットの普及でHTML/CSSも勉強せにゃならなくなり、
動的なサイトを作るためにFlashも勉強(今使わないもんなぁ......)、

仕事の内容が変わりInDesignも覚えて。
でも容赦なくソフトは、バージョンアップし続ける、、、、

使うハード・ソフトが目紛しく変化していく中、
振り落とされないように、勉強し続ける日々。

なんだよー。
生まれ直さないと、ぜんぜん時間足りないじゃんかー。
とか、Adobeに申し立てたくなるときもありますが。

でも、それでもやっぱり制作がやめられないのは、
「ハマる瞬間が楽しいから」なんですよね。

これはもう、他の職種の方に説明しようがない。
"すべてのものが手元にある"私たちだけの特権なのです。
(どうだ。羨ましいだろう。)

「き、きまったぜ......」と一人でうっとり。
でも、翌日版下開いてみて「まだ甘いな。ぐぬぬ」とか思い直してみたり。

で、佐藤は持ち前の妄想力で「未来の仕事」への準備に勝手に勤しみ、
その時に使う書体を選んだりして、日々憂さを晴らしてます。


民藝っぽいから、アイヌ的なテーマのときによさげだな。

端正な印象だから、匠とか職人とかのときかね。

農業系でも使うけど、ノスタルジックな感じもいけそー。

使ってみたいけど個性が強すぎる...。おっかなくないお客さんのときに、試しちゃおうかな。エヘヘ。


クセがある書体の方が、ファーストインパクトがでかいので
「おっ!」とは感じやすいんですけど、
当たりが強い書体ほど、使い所&バランスが難しい...。

でも、よい感じの書体がリリースされると、
やっぱりワクワクしちゃうんですよねー。



◇ ◇ ◇


藤田氏、先日テレビ出てました。

生活してても、
テレビのテロップで、はたまたコンビニのポスターで、
藤田氏書体、なまら見ますものね。

そんな自分も、見出し、本文、キャプションに至るまで、
ぜーんぶ藤田氏だらけ、というのも珍しくありません。
すっかり"藤田中毒"になってて、
何かかしらクセがないと、物足りなくなってきている......。

やばい、やばい。
そろそろ「游ゴ/明」あたりで気持ちを落ち着けないと。
(鳥海修氏も出てましたよね)



◇ ◇ ◇


以前読んだ本の中で、
仲畑貴志氏が「デザイナーはアンカーだ」と言ってたのを思い出しました。

みんな(編集者/ライター/カメラ/イラストレーター......等々)が繋いだ襷を、
ゴールまで持っていくのがデザイナーなんだと。
アンカーコケれば、みなコケる。

恐ろしいこと言ってくれるなー...と思いつつ。
脚力(仕事の)強化のため、日々トレーニングに勤しみます。


sevenpostor.jpg
会社のとなりのコンビニポスター。

筑紫ゴシック使ってますねー。

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