ブローグ横丁

2018年8月28日 市民酒場と涙のタクシー

ご無沙汰しております。上坂です。
数えるにブログの執筆は約1年ぶりでございます...。

何かネタはないだろうか。
スマホの写真をさかのぼって見ていても、
酒場、発泡酒、酒場、発泡酒、酒場、発泡酒...のオンパレード。

同じ店、同じ瓶ビール、ほぼ同じ角度というカットも多く、
何のために記録を残しているのか謎が深まるばかりです。

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この二つはオススメメニューが違うだけですね...。

と、半年ほど前の写真で手が止まりました。
東京方面に小さな旅に出かけたのです。

1日目は宿泊先の横浜のホテルに荷物を預け、
お昼ごろから中華街をぶらり。
店先で青島ビールを買っては飲み、買っては飲み、
青島、青島、青島血走って青島しておりました。

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夕方からは「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」へ。
夜は東京の中目黒という大変オシャレなマチで、
かつての同僚と懐かしい話に花を咲かせました。
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2日目は三軒茶屋というこれまた大変にハイソなエリアへ。
高校時代の友人宅で奥様の絶品手料理を味わいました。

夕方、彼と二人で外に飲みに行こうとマチへ繰り出し、
勘を頼りに古い焼きとん屋さんや
三角地帯と呼ばれる迷路のような小路の一角にあるスナックで痛飲。
さて、帰路につこうと三軒茶屋駅から列車に乗り込みました。

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ホテルの最寄りは横浜の桜木町駅。
ところが、降りてみると何やら駅前の風景が違うような。
行けども行けども宿が見つかりません。

目の前にちょうど交番。
「横浜○○ホテルはどこですか?」と尋ねましたが、
警察官は「イヤ、あなたが言ったように、それ横浜です。最終電車あるかな...」と
不吉なことを言うのです。

はて。
「ココはどこですか?」と質問すると、
東京の桜新町駅」と聞いたことのない駅名が返ってきました。


アルコールに浸された頭では桜新町が桜木町に見えたのでしょう。
調べてみると三軒茶屋と桜新町はわずか2駅。乗車時間は4分。
「帰りはあっという間に着いたな」と感じたのも無理はありません。

一瞬にして顔が青ざめ、呆然と立ち尽くす私。
「今なら、こう乗り換えればホテルの近くの駅に行けます!」
親切な警察官が乗り換え方を書き、そっと手渡してくれました。

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おわかりでしょうか...。
紙に書かれていたのは「桜新町→二子玉川→自由が丘→横浜→関内」。
正気でも田舎者の私には乗り換えられるかどうか


礼を伝え、駅とは真逆の方向(後にグーグルマップで確認してみました)へ走る私。
警察官が何かを叫んでいるような気がしました。
けれど、振り返っている暇はありません。


もちろん、私が走った先には駅もありません希望もありません
すでに時刻は0時15分を回っていました。


諦めてタクシーに乗り込み、行き先を伝えたと同時にブラックアウト。
運転手の方に起こされ、金額を確かめると8,130円

目を疑い、また茫然自失。
「マケとくよ」運転手の方が8,000円で許してくれました。

「神様、私はもう飲酒をしません。懲り懲りです。
己を呪います。でも、お酒は呪いません。ヨヨヨ...」
枕を濡らして眠った翌日、

旅の主目的地である東神奈川駅の「市民酒場 みのかん」で、
濃い〜酎ハイを頼み、静かにグラスを傾けている私がおりました。

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※「市民酒場 みのかん」は店主がお亡くなりになり、閉店したようです。

〜終〜


すみません。しばらくブログをサボっていたので、
自分の文体やキャラクターをすっかり忘れてしまいました...。

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