スマイル書房

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スマイル書房: 2018年4月アーカイブ

『タイトル未設定』 (出版社未設定)
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☆☆☆☆☆

お疲れさまです、佐藤です。

店番・佐藤の偏った書評ばっか続いてもなあ、という訳で、店長・上坂に貸し出し中の、コレコレ

ドストエフスキー先生あるあるで、共に盛り上がろうと思っておりましたが、
ふと、上坂の机上に目をやりますと、


uesakano.jpg

一生読まなさそうな様相を呈している。

上坂よ、
この後も、残る先生の四大長編と、江川卓『謎とき』シリーズも控えているので、そこんとこ夜露死苦!

(うそだよ。返却いつでもいいからね。上坂、多忙につき瀕死寸前だもんね。)


ということで、最近読んだ本を一気に。
また偏りがちで、すみません。


ikkinihon.jpg


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①『火を熾す』ジャック・ロンドン

じわじわと迫る死の恐怖に、身も凍るような本作ですが、なんとこれを書いたのが、ワイハ(ハワイ)という驚き。

そして、ロンドンの自己ノルマが一日1,000語(日本語にすると約2,500字)だったとか。
『MONKEY vol.4』より)

この原稿量を、午前中で、毎日書く("Type"じゃない、"Write"ですよ)って、めちゃめちゃだな.........。
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②『老人と海』ヘミングウェイ

うーん、微妙。
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③『変身』フランツ・カフカ

河合隼雄先生 曰く
ドッペルゲンガーがうまく書けてるそうで。
そして、引きこもる人の心情は、
非常にザムザ的なんだと。

ちなみに、
仮面ライダーのセリフでおなじみ「変〜身!」は、
これからきてるんですって。
虫になる話だから。
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④『静かな大地』池澤夏樹

闇の歴史が身につまされる、
「北海道命名150年」節目の年に、道民必読の作品。

ちょっとだけ武ちゃん出てくるヨ!
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⑤『松浦武四郎 北の大地に立つ』合田一道

武ちゃんの偉業が気になる方は、
当社"武四郎マスター"である、
横田さんに聞いてください。

本文・柱・見出し・CAPも、ぜんぶ「筑紫」書体。

であれば、表紙まで徹底させてほしかったな。
まぁしょうがないよね。いろいろあるもんね。
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⑥『文字の霊力』杉浦康平

ここでは、書ききれないー。
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⑦『陰影論』戸田ツトム

こちらはオール「筑紫明朝」。ウェイトも同じなのかな。こんな思い切ったことできない......。
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⑧『ブックデザイナー鈴木一誌の生活と意見』
鈴木一誌

帯に引用の文章が、チクリと心に刺さります。

「カラーのプレゼンをチョイスするだけの編集者は、編集者ではなく消費者なのだと思う。......」
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⑨『ページと力』鈴木一誌

「デザインは編集なのである。」

この本のすべてが集約されていると思える、
最後の一文。

こういう方々の延長線上に自分がいるのだ......と、考えるとき、今まで作ったもの、片っ端からやり直したい気持ちになります。
わ〜ん!!
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ちょこちょこ増える本、
どう整理していこう......と思っておりましたが、
上坂に押し付ければいいのか。

上坂、よろしくねー。ういーす。

『文字の霊力(杉浦康平 デザインの言葉)』 (工作舎)
買い取ってやる度
★★★★★

文章中に、英語が混在することが珍しくない昨今。
皆さん、英語の扱いどうしていますか。

『SNS』、『Facebook』、『Twitter』、『Instagram』『GREE』............

そして、最大の難所ともいえるのが、
そうですね、『三代目 J Soul Brothers』です。

これ、ちょっと厄介な文言です。

(日本人は、書くのは"ヨコ"・読むのは"タテ"なので、原稿を流したときに初めて気付くことが多いですよね)

2_jsb.png

文字数も食うしで、非常に難儀。
"三代目"も含めた名称なので、英字を途中で90度横転にすると、すごく読みづらい。


文言を繰り返せば、その分 文字数減っちゃうので、
"(以下、三代目JSB)で対処"が、ベターかと思いますが、

文章をちゃんと読めば「JSB」の意味わかるんですけど、
途中からの拾い読みだと「なんの略じゃ??」となってしまう。

例えば、

弊社が、いつも大変お世話になっている「道総研」さん。正式名称は、こちらです。

dosoken_rogo_l.png


略すと dosoken_rogo_s.png ですが、

漢字だと、なんとなーくでも意味が掴めますよね。
「北海道のなんか研究する機関かな...?」みたいな。

でもこれ、英語で略したとたん、

2_hro.png

("H"okkaido "R"esearch "O"rganization)

ぬぬ?なんだろう??って、なりませんか。↑↑↑


お寿司屋さんで、
湯のみに読めない漢字がいっぱい書いてたりしますが、

2_sakana.png

魚偏のおかげで、魚だっていうのはわかる。
ひとめで「魚」として、グループ化できちゃうわけです。

漢字すげー。
漢字って、なんて合理的なんだ。

、、、的な、漢字の面白さ・奥深さ、
そしてアジア文化に至るまで、
杉浦グラフィズムも垣間見ることができる、本書。

これ読むと、文字を扱う楽しさが格段にあがりますよ!

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