ブローグ横丁

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ブローグ横丁: 2015年2月アーカイブ

2015年2月24日 デラックスな焼肉屋

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↑最近見つけたイカス酒場

取材して呑んで執筆して呑んで
会議して呑んで出張して呑んで
打ち合わせして呑んで、さらに呑んで呑んで。

こういうルーチンを数十年も繰り返してると
今仕事してるんだか
誰かと酒場で酔ってるんだか、わからなくなる時があるよねぇ。

...ってないよ。さすがにまだない。


そんな話はさておき。

先日、滝川市に足を運んだときの話。
取材も無事終わり、カメラマンと昼ごはんでも食おうかと
いつものような場末スガレ系の焼肉屋(滝川は焼肉タウンなのだ)の暖簾をくぐった。

カウンターに陣取ってあれこれオーダーをしてると
そこの店主らしきおばちゃんが、ニヤニヤしながら
「あんたら、映画の人だろ?」と尋ねてきた。

「は?」とワタクシ。
「へ?」とカメラマン。
なにを言ってるの、このおばちゃん。


「だって、スーツ着てないし。やっぱり、映画の人だろ?」とおばちゃん。


「いや違うよ、普通の仕事」とカメラマン。
「そう、普通のサーカス団員」と、スベるワタクシ。


なんでも数日前、この店の近くで映画のロケがあったらしく、
昼時に映画のスタッフやら出演者やらがこの店に食事に来たとか。
その中には自称スペシャル有名な俳優もいたという。

以下、婆さんの弁。


「かんとくとかゆうめいなはいゆうさんもきたんだわぁ。そこのざしきにすわったんだわぁ。それがまた、いいおとこなんだわぁ。かおがこんなくらいに、ちいさいんだわぁ。いいにおいもしたんだわぁ。でさぁ、まごにでんわしたら、まごもだっしゅできたんだわぁ。さいんちょうもって。でもねぇ、そのときみせにいたよっぱらいのばあさんが、そのはいゆうにチューとかしようとしてまいったんだわぁ」


どこで区切っていいかわからないような話だったけども、
気になるのはその俳優が誰かってことだわな。


「その俳優って誰?」とカメラマン。
「わかった、子門真人!」と相変わらずスベるワタクシ。
「えーとだれだっけ」と思案のおばちゃん。

そこで、はたと思いつき、ワタクシらにメモ紙を見せる。

「メモしといたんだわぁ、そうそう、この人、知ってるっしょ?」

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あー、うん、うん、知ってる、知ってる、風田政き、ね。


って、誰?

風田政きって誰?

しかも最後の一文字がひらがなって何故?


おばちゃんのトホホな話は
まだまだ続くんだけども、この先は、どこぞの酒場でお話しますわね。

帰り際におばちゃんと名刺交換。

最後もやっぱり笑わせてくれたよ...

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お疲れさまです、佐藤です。
先日、工業デザイナーの巨星、
栄久庵憲司氏が亡くなられました。
(キッコーマン醤油さし、JRAロゴ、たしか...札幌市の新型市電も)

偉大な方が亡くなられることの哀しさもありますが、
何よりも80歳を超えて、現役で居続ける。
その凄さに、ただただ感服......。

「自分は、全くもって からっきし 全然 まだまだだな(当たり前!)。」と、
身が引き締まる思いで、ニュースを見たのでした。

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という訳で 佐藤は先週末、大人の街ザギン(銀座)へ、
現代グラフィック界の巨匠 浅葉克己氏、
『ASABA'S TYPO GRAPHY』を見てきたのでありますー!

やってきました「ggg」。

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西武、サントリー、日清、トンパ文字、
数々の偉業たち。

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ウォーホルと仕事するって......どゆこと。

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浅葉氏の日記には「徹夜はいやだ」の文字が。
親近感。。。
日記と、同じ時期に作られた仕事を並べて見せていて、
氏の内側も垣間見れるようで、興味深かったです。

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ブチューンカメラの写真には、
すごい人が盛りだくさん。
横尾忠則氏、山本寛斎氏、田中一光氏............わわ。

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というか、ご本人いるし!!!

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氏は、本当に気さくな方でした。
佐藤のようなペーペーにも、話しかけてくださり、感激しきり。

館内も、お客さんが写真を撮ったり(撮って良いのかわかりませんが)、
かなり自由な、楽しい展覧会でした。
あー、楽しかった。


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浜松町でC's発見!

2015年2月5日 半分になったけど

通勤途中にある書店がリニューアル工事を行っていました。

おしゃれなイメージになって、座って読める椅子なんかが置かれるんじゃなかろうか・・・
僕の好きな落語の本がズラリと揃ったらどうしよう・・・
男子が喜ぶムフフな本が大量増加だったりして・・・

などなど、妄想を膨らませながら
どんな感じで生まれ変わるのかと楽しみにしていたのですが、
工事後、店の雰囲気に大きな変化はナシ・・・。

4日あまり休業し、大掛かりに工事をしていたのにどういうこと?と目を凝らすと、
ようやく大きな変化に気づきました。

な、なんと店が半分のサイズになっていました。。。

こうだったのが



こんなかんじに。



ザ・一刀両断。キレイに半分こです。

近くには大きいな本屋もあるし〜、Amazonもあるし〜、ここは半分でもいいよね〜ってことでしょうか。
ちょっとさみしい気持ちになりました。

一方、良かったこともあって、改装を機に今まで棚の中でひっそりと出番を待っていたような本が、運良く平積みにされたり、目立つ所に置かれるなど、にわかに脚光を浴びました。

まるで流れのない澱みに、突如新鮮な空気が送り込まれたかのような小さな新陳代謝。
新刊当時は平積みにされ、時を経て棚に収められ、忘れ去られようとしていた本たちの復活劇。

見慣れない本が並んでいるとふと手に取ってみたくなったりするもの。

店は半分になったけど、しばらくはいろんな発見を楽しめそうです。


Amazonで思い出しましたが、最近ネットで買い物をして、
注文から発送までがあまりに早かったのでアップ。



12:03に注文(クリック)して、13:33に「発送しました」って。

http://goo.gl/zHgeh2
静岡にあるこんなお店なんですけど、頑張ってますね。

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