ピコパコ電子書籍製作所

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直木賞作家・佐々木譲氏らが中心となり、
2012年より進められてきた電子書籍制作プロジェクト。
シーズは、アプリの企画やビジュアルディレクション、
デザインワーク全般の担当チームとして、参加させていただきました。
本の内容が文と絵を基本にした静的なものであれば、PDFやEPUBでも電子書籍として成立する。

iOS4.0以降なら、webサイト上のPDFを直接iBooksにダウンロードでき、一度ダウンロードしたPDFファイルはネットワークにつながっていなくても閲覧できる。
前回は電子書籍の(ファイル)形式に注目して、さまざまな形式が混在していることを紹介したが、販売方法という観点から見ても、さまざま選択肢がある。

販売方法が多様化している最大の原因は、そもそも電子書籍を販売すること自体が、非常に簡単だからだろう。その手軽さは紙の本を自費出版するのとは比較にならない。

一口に電子書籍といっても、それが意味する範囲は広い。広義にはPDFも含まれるし、Word文書だって電子書籍と言えないことはない。しかし狭義の、つまり最近話題の電子書籍といえば、iPadやKindleなどの端末で閲覧可能な電子データによる本となる。

iPadについてざっと調べただけでも、閲覧できる電子書籍の種類は意外に多い。
以下に挙げてみよう。

2010年12月1日 vol.0 はじめに

個人(または企業)が、出版社に頼らず、独自に電子書籍を制作し、公開するためにはどうしたらよいか?

電子書籍「サーカスが燃えた」の制作プロジェクトは、まさにこの疑問からスタートした。

そもそも電子書籍とは何か?
どんな端末があるのか?
価格は?
販売方法は?

など、全てが未知の状態。

しかしながら、約4カ月の制作期間を経て、「サーカスが燃えた」はiPadアプリとしてリリースされた。

これまでの過程で調査した事柄や制作途中の覚え書きを一挙徐々に公開。
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