ブローグ横丁

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ブローグ横丁: 2014年11月アーカイブ

2014年11月26日 カメラ女子とは...

もうまもなく12月。
寒さが染みます...

さて、私事で恐縮...しかも結構以前の話ですが念願のマイカメラを買いました!

優柔不断の私の大きな買い物、、

毎週末ビックカメラに通って熟考につぐ熟考。
結論を出すのに優に二ヶ月ぐらいかかりました。
だから誰も私の買い物に付き合ってくれないのか!

機種はOLYMPUS OM-D E-M10。

ミラーレス一眼なので本体は小型ですが、なかなか侮れない高性能。
見た目もなかなかしゃれておられて、さすがオリンパスさんです...

他にもそそられる選択肢はたくさんでしたが、もう正直カメラなんて
目に入るのもあれだ...というくらいにみまくったので
最後は疲弊しきって選んだのですがなかなかに気に入っております。

これでちまたで噂のカメラ女子のように、
星空とか森の動物とか落ち葉のシャワーなんてとったりして...
(昔受講していた一眼レフのゼミで、
まわりのオシャレな本物のカメラ女子が確かそういった写真をとっていたのです。)


んん!夢が広がります!!

新しいカメラを買うと、旅行なんかでここぞとばかりに
非日常風景をおさめようとばっしゃばっしゃシャッターをきってしまうものです。
そして肉眼でみるのを忘れ、ずっとレンズ越しだから肝心なところの記憶が曖昧...
なんてことが私はよくあります。

なので久しぶりに過去のメモリーをひっくり返してみましたところ...

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今年の初夏の京都の思い出が!!
こうやって振り返ることが出来るのも写真の面白さなのですね...なるほど。
というわけで懐かしの思い出にひたりたい!

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有名な銀閣寺付近にあるよーじやカフェ。
これを見ると京都って感じがしますよ!!

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和スイーツも京都で食べると格別です!!
甘いものに目がない私はテンション上がります!!

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名店・茶寮 宝泉のわらび餅。
常に満席ですが今まで食べたわらび餅の中で一番美味しかった、、
是非一度は行っていただきたい!

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京風懐石も頂きました。
三週くらいしたいくらい美味でした。中でもこの小鍋の出汁の味は絶品...!

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おばんざいもかかせません!!!

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飲んでからの締めのまさかのお好み焼き。
これが絶品です。
そして三件目ともあればお腹いっぱいかと思いきや
以外に普通に食べれます。


は〜〜なにを思い出しても美味しかったな、、、
こうやってたくさんの美味しい思い出の写真で
データは口には入らないけど十分こころを満たしてくれますね...


っっっっっっって
食べ物ばっかりーーーーーーーーーーーーーーー!!!

気付けば私のフォルダほぼ食べ物で占拠されている...!!!
星空とか落ち葉のシャワーとか一枚もないし...!!!


んん、、カメラ女子の道は遠い。

ですが女にカメラを渡すと5割の女性は食べ物を出されると無意識に写真におさめてしまうのです、、
たぶんそういう性質なのです。
(あくまで主観です)

奥が深いカメラ、、
勉強してもなかなかおっつかないくらい様々なテクがいるのですね...
頑張って勉強します!
カメラ女子としても次の更新までに
落ち葉のシャワーを英語のキャプション付きでのせられるまでに成長しているのか...

もしくはこのまま突っ切って沼尾ミシュランを開催するのか...

ということで、食欲の秋ということで更新してみました!!!
茶番でごめんなさい!


2014年11月20日 今週の美女学生 vol.1

取材で見つけたグッとくる女子学生を紹介!
今回は北海道大学自転車競技部の江澤永倫子さん。
部で唯一の女子選手として活躍しています!

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2014年11月13日 穴子ブルース

栄枯盛衰や有為転変が
世の習いなのは重々承知して入るけれど
それを目の当たりにするとやはり寂しく哀しい。

先日老舗の寿司屋がひっそりと暖簾を下ろした。

sushi.jpg

馴染みにしていた店だった。
初めて足を運んだのは社会人なりたての頃。
もちろん寿司を食う金銭的余裕などなかった時代だから
上司か誰かの奢りだったのだろう。
「寿司」を「カウンター」で「嗜む」という
非日常の三連発にえらく舞い上がってしまった記憶がある。

それから四半世紀、その寿司屋に通った。
一人で。友人と。社員らと。
田舎から出てきた母親を連れて行ったこともあった。
気風のいい大将が握る寿司はネタが大ぶりで実に旨かった。
極めつけは穴子だ。
香ばしい穴子にひと塗りする甘ダレの味わいが絶妙で、
社員や母親がうまいうまいと云ってくれるのも、なんだか嬉しかった。

その穴子に、赤身、ヒラメ、鯖。
自分が注文するのは毎度毎度同じネタだった。
そのオーダーを大将は「毎度毎度、変わんないねぇ」と、
毎度毎度の半笑い顔を浮かべながら、手早く応じてくれた。
酒もよく呑んだ。
冷酒のラベルには店の名前を印刷してあった。
「中味は千歳鶴だけどな」
大将が照れながら言い訳したこともあった。

暇な時は二人で新聞を回し読みしながら
週末の競馬の予想をした。
大将の予想が当たることはほとんどなかったけれど
騎手をまるで旧知の友のように名指しする粋な口ぶりや
人柄そのままの潔い買い目が心地よくて、
握りの手が止まるのを見計らっては
「今週のメイン、なに買うの」と、
カウンター越しに切り出したりした。
ただ大将の奥さんがいるときは、競馬の話はご法度だった。
「先週もしこたまやられちゃってさ」
奥さんの方を盗み見しながら
ペロリと舌を出す仕草が何とも微笑ましかった。


ただの酒場といえばそれまでだ。
時間がたてば大将の記憶も薄れるのだろう。
でも今は、
しばらくの間は、
かけがえのない安息の在処を失った
飲兵衛のセンチメンタルを噛み締めようかと、思ったりするのだ。

...わーん。

2014年11月11日 フォントのふしぎ

お疲れさまです、佐藤です。

フリーフォントが溢れ帰っている昨今。
制作陣のみなさま、書体選びどうしてますか。

迷っちゃいますよね。
でも(自分で思うところの)バシっと決まった時は、
制作にしかわからない、えも言われぬ感覚になったりします。(佐藤だけ...?)

フィンランドのブランド『marimekko』の書体、

marimekko.gif

「Courier」を元にしていると思われるのですが(たぶん)、
よく見てみると「r」「i」が、くっつき気味。

なんでくっついているのかなぁーと、
佐藤なりに推察してみました。

「Courier」はタイプライターの面影を残した書体なので、
昔、誰かがガチャガチャ打ったままの字詰めを生かしているからズレているのではなかろうかと、
想像をめぐらせてお店の前を通ったりしてます。
(注:まったくの佐藤の想像ですぞ!!あしからず!!)

「たかが書体」
「読めればいいじゃん」などと、あなどるなかれ。

書体選びの大切さを、
まざまざと見せつけられた画像がこちら↓↓↓

saiban_font_re.jpg

〈上〉POPすぎ...気になって内容が頭に入らないよー!
〈下〉正しい判決書体。

赤提灯のお店に、カッコイイ書体のお品書きがぶら下がっていても
むしろダメ!だと思いますし、
制作の端くれとしては、
その場にあった書体を選ぶ力を養うことが、必要だと思うわけなのです。


書体オタク、祖父江慎氏による装丁、
「フォントのふしぎ」オススメです!

365日のシンプルライフ。
フィンランドの若者の手による実験映画だ。

simple-life.jpg

ストーリーも至ってシンプル。
モノに囲まれた暮らしに嫌気がさし
自分の持ち物を全てを倉庫に預けた主人公。
何も持たない、衣類すら身につけないスッカラカンの状態から
毎日1つずつ、「本当に必要なもの」だけを持ち出していく日々を
ドキュメントタッチで追っていくという作品だ。あ、食べ物は例外ね。

simple-2.jpg
↑ これが自分に課したルール。


ネタバレしちゃうので
詳しくは記さないけれど着眼点がとてもいい。

うんざりするくらいにモノにあふれた現代社会への風刺のような
誰もが一度は妄想する何もない暮らしへのトライアルのような
フィンランドの若者たちの生き様に親近感を覚える青春活劇のような映画だ。

いや、そんな偉ぶった評論をしたかったわけではなく
これが自分が主人公だったらどうなんだ、と考えたわけで。


想像してみる。
物質社会に嫌気が差し、
あらゆるものを倉庫にあずけて、全裸になった自分。
カメラがモザイクを駆使しながらその様子を撮影する。
が、よく見るとお尻にウイスキーの小瓶を挟んでいる。てへへ。照れる。
監督は笑わない。無言で没収される。
入念に調べると、足の指に間に珍味を挟んでいる。こざかしい。
リアルに叱られる。猛烈に反省する。

映画が始まる。

一日目。寒い。寒いから倉庫から服を取ってこようとするが
同じ温まるならこれだと思い返し、ウイスキーの小瓶を取ってくる。呑む。
二日目。強烈に寒い。息が白い。鼻水がすごい。
ウイスキーの小瓶では一時しのぎにしかならないことに気づく。反省する。
ウイスキーの大瓶を取ってくる。
三日目。猛烈に寒い。手足には凍傷。その上に猛烈な二日酔い。猛省する。
スポーツドリンク(ウコン入り)を取ってくる。
四日目。凍える。前髪につららが出来ている。死神が見えた。(気がした)
ただ昨日のドリンクで二日酔いは回復した。迷う。葛藤する。男心が揺れに揺れる。
が、やにわにすっくと立ち上がり、奇声を上げながら、熱燗を取ってくる。


...五日目。監督もカメラも来ない。途方に暮れる。

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