久世さんが握りこぶしで拓いた牧草地。
豊富で綴った家族の開拓物語の原点でもある。
兵庫県から家族で移住。
始まりは極貧テント生活
国道232号を日本海沿いに北上した。
天塩川を越えると広陵としたサロベツ原野が横たわる。その遠方には利尻富士の勇姿。
牧場や自然林が連なる一帯を抜けると、ほどなくログハウス風の小さな店が現れた。
チーズとジェラートの工房、レティエである。オーナーは、久世薫嗣さん。
その物静かな表情、おだやかな話しぶりからは想像できないが、
実に波瀾万丈な人生を歩まれてきた方と耳にした。
●取材先
豊富町『工房レティエ』
https://www.facebook.com/hokkaido.letie
久世 薫嗣さん