シーズの「取材ノート」

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道央

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約束を守り、
〝江﨑〟の名を看板に

「取材していただいた翌々年の2012年に結婚したんです。つまり、一番大きな変化は家族が増えたことですね」
お祝いの言葉を照れくさそうに受け取りながら、江﨑さんは一枚の名刺を手渡してくれた。社名は『株式会社esaki』。
その横には小さく『ジョージ農園』『きのとやファーム』『HIROKA JAM』の文字が並んでいる。
ん?メインはきのとやファームでは?ジョージって誰?頭の中を疑問符が駆け巡る。
どうやら、5年の間に新しい物語が紡ぎ出されたよう。

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5年前の取材当時の江﨑佑さん。
「農場の経営を成功させる」夢を語った輝く瞳が、印象的だった。

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●取材先
長沼町『株式会社esaki』
江﨑 佑さん
www.esaki-family.com

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道産小麦のパスタはいかが?

「なにこれ、ウマー!」麺好きならきっとそんな感想を口にするはず。
奥歯が弾むようなモチモチ感、そしてソースに絶妙に絡む小麦の風合い。
この絶品パスタの正体はピチ。
その作り手は道産素材で麺をつくり続ける
『サッポロ麺匠』なる会社にいるという。

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●取材先
南幌町『株式会社サッポロ麺匠』

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馬をハコブ荷台をつくる!?

大型トラックのメーカーが製造するのは運転台とフレームとタイヤまで。
千差万別の「ハコブもの」に適した荷台をオーダーメイドするのが「株式会社トラバス」。
中でも同社が得意なのは馬運車だとか...

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●取材先
札幌市『株式会社トラバス』
工場スタッフ 山岸 新一さん

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発売から50年以上経つロングセラー『ジンギスカンのタレ』を筆頭に、たれやラーメンスープなど約1,000種もの調味料を手がけるベル食品株式会社。
ここ最近力を入れているのはスープカレーで、第一号商品となったのが大泉洋の『本日のスープカレー』です。その開発に携わったのが藤崎香織さん。
開発と製造現場のスタッフで試行錯誤した末に完成させ、今ではスープカレーのPB商品のニーズが高まっていることにも喜びを感じています。

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●取材先
札幌市『ベル食品株式会社』
企画開発課 係長 藤崎 香織さん
http://www.bellfoods.co.jp/

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ネオンの街から農の世界へ。

札幌はススキノを拠点に、おしゃれなレストランバーや
ユニークな居酒屋を運営する飲食企業だ。
2013年の春、同社は由仁町の農地の一角に、
自社運営農場『タムラナチュラルファーム』を開園した。
華やかなネオン街から、のどかな田園空間へ。
活動の場を広げるタフス社の意図とは何だろう。
晩夏の陽光が降り注ぐ由仁町を目指した。

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●取材先
札幌市『株式会社タフスコーポレーション』
http://www.tfs-co.jp/

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自然と農と自分、
その共存を理解していく

四つん這いになって、雑草を一本一本抜いている子がいる。
足を踏ん張り、大声を上げながら大根を掘り起こしている子がいる。
調理用のニンジンを几帳面に並べるその横で、
土深く埋まったジャガイモの収穫に悪戦苦闘している子がいる。
どの顔も汗と泥まみれて真っ黒。
けれどもその表情は一様に明るく、瞳は楽しそうにキラキラ輝いている。
彼ら彼女らは、札幌新陽高校アグリクラブの生徒たち。
年に数回、当麻町の自らの農場に足を運び、種まき、草取り、収穫などの
農作業に当たっているのだ。

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●取材先
札幌市『札幌新陽高校』
http://www.sapporoshinyo-h.ed.jp/

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気軽に参加できる「ハサンベツ里山づくり」と、
栗山の魅力を体感する多彩なプログラム「雨煙別学校」

栗山町のハサンベツ地区に足を運んでみた。
小高い山々の間に、実り豊かな田んぼや畑、せせらぎを響かせる小川、
その向こうには水車や藁葺きの小屋が見える。
手に鎌を持った子どもたちが、歓声を上げながら稲穂を刈っている。
日本の古き良き時代を偲ばせる里山の風景だ。

朱塗りのおしゃれな建物『NPO法人雨煙別学校』。
施設を管理する諸橋淳さんが迎えてくれた。
「ここはハサンベツでの森林体験や農作業のほか、夕張川での川アソビ、
さらに屋内でのクラフトなど、栗山周辺の自然や農業体験の拠点となる施設です」

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●取材先
『栗山町ハサンベツ里山実行委員会』
高橋 慎さん

栗山町『NPO法人雨煙別学校』
諸橋 淳さん

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「さらさらレッド」生みの親の岡本さん(左)と生産を支え続ける吉田さん(右)。

種から商品までを
まるごとマネジメント

街並みがキレイですよね、車窓ごしの風景を眺めながら同行のカメラマンが言う。
栗山駅前通に軒を並べる店たちは、コーディネートされた衣装のようにおしゃれで統一感がある。
クルマは栗山町限定生産のタマネギ『さらさらレッド』の生みの親、
岡本大作さんの研究所を目指していた。
先に訪ねた栗山町役場の担当者が、"栗山農業の元気のシンボルはこれですよ!"と
太鼓判を押してくれたからだ。

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●取材先
栗山町『有限会社植物育種研究所』
岡本 大作さん

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